参院選が終わった。今回も、無事、就職氷河期世代は見捨てられそうだ。おめでとうございます。わかっていたから驚きはない。また僕自身は氷河期世代に属するが、うまく渡り歩いてきた方だと自負しているので、政治や国から忘れられたところでダメージは無い。51歳。サラリーマン生活を完走できる地点まで辿り着いた。今後は、氷河期世代の仲間たちの頭をモグラ叩きの要領でポカポカ叩いて地中へ押し返して立場を守りつつ、他の世代に対してはこれまで以上に無慈悲な攻撃を仕掛けて逃げ切りをはかりたい。僕は他の世代に勝ちたい。世代という括りを断ちたい。そうやって生きてきた。 それでも今回は「氷河期世代が希望を持てるかもしれない」という淡い期待があった。これまでになかったものだ。なぜなら、選挙前の争点の末席に「氷河期世代支援」が置かれていて、各政党とも「誰も取りこぼさない/置いていかない」と言っていて、選挙前から氷河期世代支援が
