最近ネットを見ていると、「ネットリテラシー」という言葉を目にすることが多くなってきました。この言葉が度々出される一因は、近年(に始まったことでもないですが)ネット上で誤情報や確認もとれてないのにさも実際にあったと確定したように喧伝される情報、すなわち「ネットデマ」が氾濫するようになったことでしょう。 しかしこれらデマの発信元や伝達経過などを見ていると、ネットにおける情報、ひいては情報というもの全てに触れる時に基本的な思考を知らないか、忘れているのかなと思われることがよくあります。というわけで、今日はそんな情報を受け取る時に、意識しておかなければいけないと思われることについて。 ※この文章は2012年7月に書いたものを、加筆修正したものです。 ネットにおけるほぼすべての情報には人の意思が介在する たとえ生放送でも写し方の意図が存在する 意図的伝達におけるその仲介者の責任 悪意がない場合もデマ