パナマ文書とは? パナマ文書(Panama Papers)とは、パナマにあるモサック・フォンセカ(Mossak Fonseca)法律事務所が作成した一連の機密文書で、1970年代から現在まで同事務所が関わった全世界21か所のオフショア金融センター(租税回避地)に設立された21.4万もの会社(Offshore Company)の詳細な情報が含まれています。 要はそのパナマ文書が外部に漏えいしたわけですが、まずなぜそれが「原爆級の大事件」なのかから始めます。 オフショア金融センターに会社を保有すること自体は違法ではありませんが、その会社はどこからも課税されず、また時にはマネーロンダリングや麻薬取引など違法な活動を行っていることもあります。 最大の問題は、それらの会社の実質所有者(Beneficial Owner)が誰であるのか(つまり誰がそれらの会社から課税されない収益を得ているのか)や、それ