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ヒューマニズムに関するanselのブックマーク (1)

  • ドストエフスキーの思想(ラスコーリニコフ的論理の破綻と新生)

    周知のように、西欧近代精神の、理想主義、合理主義、自由主義は、ルネッサンス以来の楽 天的な人間謳歌、人間中心、ヒューマニズムがその根幹である。 十九世紀末ごろからその限界が意識されはじめ、ごく一部の敏感な思想家たちによって「近 代の終焉」がいわれてはいたものの、それは、あくまでごく一部の者の感覚でしかなかったとい えよう。 しかしながら、ヒューマニズムそのもののもつさまざまな問題性が露呈してきた「現代」の状況 のもとでは、そうした敏感な人々のみならず、すべての者に、自己の拠って立つ生の基盤(ラデ ィックス)についての考察、すなわち、現代に生きうる新しい精神原理についてのラディカル(根 源的)な模索をすることが課せられているといえよう。 実存主義とは、まさにこの精神原理の模索、人間再検討の苦悩的な試みに他ならない。神 の死亡通知を受け取り、そしてまた、ヒューマニズムや理想主義の自己欺瞞をのぞ

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