黒人として生きるとは③ 瑞枝・ハチェットさんの物語 米国ミネソタ州ミネアポリスで黒人のジョージ・フロイドさんが白人警官によって殺害された。「システミック・レイシズム」とは何か。そして「黒人として生きる」とは。一人ひとりの人生や日々の思いを語ってもらい、それを伝えることで、米国に根強く残る人種問題の理解と人間としてのリスペクトにつながって欲しい。そんな願いから、友人や知人に話を聞くことにした。 黒人として生きるとは「自分が次の『ジョージ・フロイド』になり得る」はこちら 瑞枝・ハチェットさん(ジョージア州、会社員、44歳) なかなか子供を授からなかった両親の元に、11年越しでやっと命が宿り、生まれたのが瑞枝さんだった。千葉県出身。同級生の親と比べ少し年上だった両親に大切に育てられた。初めて触れた海外文化は母が大好きだったマイケル・ジャクソンの音楽だった。将来アメリカ人と国際結婚し、渡米するなん
