SNSで中傷されて自死したプロレスラー木村花さんの母親が「投稿者」に損害賠償を求めた裁判が、異例の経過をたどっている。母親側が証拠とした投稿の画像が第三者の捏造(ねつぞう)とみられることがわかり、母…
SNSで中傷されて自死したプロレスラー木村花さんの母親が「投稿者」に損害賠償を求めた裁判が、異例の経過をたどっている。母親側が証拠とした投稿の画像が第三者の捏造(ねつぞう)とみられることがわかり、母…
取材申し込みフォームから連絡をくれたのは、20代の田嶋架純さん(仮名)。架純さんの父親は、彼女が高校生のときに殺人と覚せい剤使用により逮捕され、いまも刑務所で服役中です。メッセージからは彼女の迷いや苦しさが、輪郭をもって伝わってきました。 待ち合わせたのは、7月の休日、都内のデパートのカフェでした。新型コロナの緊急事態宣言が出てからはオンラインの取材が続き、外出が久しぶりだったためか、目に入るものがどこか生々しく感じられます。蒸し暑いテラス席でコーヒーを飲み、ちょっと一息ついた頃、まっすぐな瞳をした架純さんが現れました。 薬物中毒者の娘である自分も、人間ではないのか 架純さんが5歳のとき、両親は離婚しました。父親は仕事柄、遠くへ行くことが多く、また「遊び人だった」こともあり、もともと家にはあまりいませんでした。 架純さんたちが住んでいたのは、父方の祖父母の持ち家の1つでした。会社を起こして
また、日ごろから、プロダクションやメーカーの方から、そういうこと(AVに出演すること)は「立派なこと」だ、とか、「誇らしいこと」だとか繰り返し言われていました。業界の人は信じられないくらいに口が上手で、脅したり、AVに出るのはよいことだと洗脳に近いことを言い続けたりしました。 アダルトビデオへの出演を拒否した女性に対してプロダクション会社が2460万円の違約金を求めていた裁判。9月9日に東京地裁は原告(プロダクション会社)の請求を棄却する判決を下した(9月25日の控訴期限までに原告側の控訴はなかった)。9月29日、女性側の弁護士や支援団体PAPS(ポルノ被害と性暴力を考える会)が会見を行い、A4用紙で3枚半にわたる女性の手記(PAPSが口述筆記)を参考資料として配布した。 会見では女性のプライバシーを守るため、女性の情報はもちろん、原告(プロダクション会社)の情報も伏せられ、配布資料には「
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