宇宙航空研究開発機構(JAXA)と情報通信研究機構(NICT)は、超高速インターネット衛星「きずな(WINDS)」で1.2Gbpsのデータ通信に成功したと発表した。 これは、5月2日に共同で実施した「きずな」の初期機能確認作業で行なわれたもの。同衛星が持つマルチビームアンテナと、NICT鹿島宇宙技術センターに設置した「超高速小型地球局(車載型、アンテナ径2.4m相当)」の間で、1.2Gbps(622Mbps×2波)の超高速データ通信に成功したという。 JAXAとNICTでは、衛星を介した1.2Gbpsによる超高速データ通信は、地上通信網のバックアップ回線や大容量データ伝送に活用可能で、デジタルデバイド解消に有力な通信手段になると期待されていると説明。また、ハイビジョンの16倍の情報量を持つスーパーハイビジョン伝送も可能になるとしている。 なお、今後もアクティブフェーズドアレイアンテナなど、