わなにかかったツキノワグマ=17日、岡山県美作市 各地でひんぱんに人里に出没して人や農作物に被害を与えたツキノワグマが、冬眠シーズンを迎える。捕獲されたクマをめぐっては、殺処分にすべきか山に放すべきなのか、自治体や地域住民、保護団体の間で対立や論争が起きた。背景には、そもそも生息数が増えているのか減っているのかもよくわからない実態がある。大量出没を受け、調査方法を見直す自治体が増えてきた。 「捕ったやつはとにかくもう放さんでくれ。お願いじゃけ」。岡山県美作市で17日に捕獲されたツキノワグマを見ながら、近くに住む男性(82)は視察に訪れた安東美孝市長に詰め寄った。クマの右耳には、1度捕獲されたことを示すピンク色のタグがついていた。 岡山県は、これまで目撃情報などから県内のクマ生息数を10頭前後と推定。「絶滅危惧(きぐ)種」に指定して、捕獲しても殺処分せず山中へ放す方針を守ってきた
外来生物問題を主に扱います。ときどきその他のことも。このブログでは基本的に名無しさんは相手にしませんのであしからず。 クマとドングリの生態について説明したところで、クマはどうして人里に出没するのか?という点について論じていきます。クマの出没原因には大きく分けて2つあります。 1. 山の餌が足りない このように書くと、簡単そうに見えますが、実態を把握することが大変難しい原因です。よく熊森は(奥山の)ドングリがなくなったからだ、広葉樹が減ったからだと言いますが、クマは食性が広く、行動圏もまた広い動物です。仮にドングリが凶作でも、山ブドウやアケビのような液果が豊作ならそちらを食べます。地域ごとに豊凶作もありますから、ある地域で凶作なら、別の地域に移動するということもクマには可能です。 餌がなければ、移動すればいいじゃない。くまだもの。 また、ドングリもすべての種が一斉に凶作になるのではなく、種ご
外来生物問題を主に扱います。ときどきその他のことも。このブログでは基本的に名無しさんは相手にしませんのであしからず。 熊森批判序章になります。今回はクマに対する知識ゼロの人に一から説明するつもりで作っていきます。この記事自体もカテゴリーは「獣害問題」の方にします。獣害とか生態学をやっている人にはぬるいかもしれませんがお付き合いのほどを。 熊森を批判する前に、熊森や保全生態学者が守ろうとしているクマとはどういう動物なのでしょうか。簡単に説明したいと思います。 まず、クマとひと口に言っても、日本に生息するクマには2種類あります。本州以南(本州と四国)に生息するツキノワグマと北海道に生息するヒグマです。どちらも冬には冬眠し、メスはその間に子供を産みます。基本的に木の実や若葉などを食べる植物食中心の雑食性ですが、ヒグマのほうが動物食性が強いようです。また、植物を食べますが、シカやウシのような草食動
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