“パンク”ゲーム作家の根底に流れる美術的方法論とは 本誌で何度かご紹介している、Youtubeで無料公開されているドキュメンタリーシリーズ“toco toco TV”では、フランスのジャーナリストであるアン・フェレロ氏が毎回日本のさまざまなクリエイターをフィーチャーし、日本語音声の英仏字幕付きで海外に発信している。今回その第52回として、飯田和敏氏をフィーチャーした回が公開中だ。
水口哲也×上田文人対談――「芸術的」と評されるのはイヤ!? ビデオゲーム制作のベース、クリエイティブの源泉に迫る 水口哲也と上田文人。いちゲームファンの視点で見たときに、独創性の高いゲームを作るふたりからは“似た空気”を感じる。“空気”と表現したのは、「そうなんだろうな」という憶測で感じたものだから。では、いち記者の視点で見たときはどうか。インタビュー取材での受け答えからは“似た匂い”を感じる。似た雰囲気が漂うふたり。比較対象を用いた説明が難しい、独自性の強いゲームを生み出す水口氏と上田氏のクリエイティブの源泉とは? 『Rez Infinite』、そして『人喰いの大鷲トリコ』の発売から時間が経過し、落ち着かれたであろう2017年3月上旬、アメリカから帰国したばかりのふたりに時間をいただいて対談を実施。お互いの印象から初めて出会ったときのこと、ゲーム制作のベースにあるものについて言葉を交わし
本記事の内容が読み返すとあまりに酷いので、大幅に書き直して以下に移転しました。 swatanabe.hatenablog.com (以下、元記事。上記リンクより内容が古いです) ----- 2017年3月31日、第9回GA文庫大賞(後期)の最終選考に落選しました。 2013年の5月から3年半、会社を辞めて4年間だけニートをやると決めて、ラノベの新人賞受賞をめざしてきました。実際には3年半で貯金が底をつきかけたので、第9回GA文庫大賞(後期)に応募したのを最後に終了。2017年1月より会社員に戻りました。 そして、先日その結果が発表され、見事に最終選考で落選。 今回を最後と決めていたので、新作を書いての新人賞の応募はこれまで(ネット小説大賞の応募はタグをつけるだけで手間かからないので、もしかしたらやるかも)。というわけで、ここまで積んできた経験を、もし誰かのためになればと思い、なんとなく公開
カメラマン、漫画家、アニメーター、ゲームデザイナーなど、クリエイター的な職種の多くには、「下積み」の時期が存在する。下積み期間は、「実践的な知識を身に付けるのに大切な経験だ」という意見がある一方で、その労働環境の劣悪さから、その職種を目指す若者を減らしている元凶とする声もある。そんな中、SNSの登場により、下積みなしに、活躍するクリエイターも登場し始めている。賛否両論が混在する「下積み」は、果たして本当に必要なのか?本稿ではこのテーマを考えてみたい。 去年世間を賑わした「寿司職人の下積み不要論」去年11月くらいに、ホリエモンこと堀江貴文氏のTwitterの発言が波紋を呼んだ。 「飯炊き3年、握り8年」と言われる寿司職人の下積み修行について、「今時、イケてる寿司屋はそんな悠長な修行しねーよ。センスの方が大事」と、一刀両断したからだ。これをきっかけに、「寿司職人に下積みは必要か?」というテーマ
前回、窮状が改善されない日本のアニメ制作現場について解説してくださったメルマガ『Ministry of Film ゼロからのスタジオシステム』の小原康平さん。今回は業界が内包する現在のアニメ制作プロセスの問題点を詳述しています。アニメ制作現場すべての人たちに不利益をもたらしているという「ブラックボックス」状態とは、いったいどのようなものなのでしょうか。 日本のテレビアニメーション産業の未来 ―製作プロセスのテコ入れに関する考察と提案 具体策を講じます。前回の終わりに、2点の大目的を掲げました。その視点に基づき、今回は主に現制作プロセスの問題点を詳述します。その後、プロセスの変更ポイントを指摘し、その方法を提案します。この提案を実践するにあたって、周辺に介在する問題も芋づる式に解決していくのが狙いです。 長くなりましたので、今回の具体策は前編と後編に分けて展開させます。 アニメーションの現制
2020年5月13日(水)に、7枚目となるオリジナルアルバム『WAVE』をリリースするSPECIAL OTHERS(以下、スペアザ)。発売まで1週間を切った中、アルバムに収録されている表題曲「WAVE」の先行配信が、5月6日(水)よりスタートした。 同楽曲「WAVE」は、冒頭の静かな始まりと対照的に、広がりのあるサビとコーラスが心地良い、緩急のある楽曲。先日、公式YouTubeチャンネルに試聴トラックが公開されると、楽曲を絶賛するコメントが多数寄せられた。ストリーミングサービスおよびiTunes Store、レコチョク、moraなど主要ダウンロードサービスにて聴くことができるので、ぜひチェックしてほしい。 アルバムは予定通り5月13日にリリースされ、スペアザ特有のポップで美しいメロディが光る楽曲から実験的な楽曲まで、バラエティ豊かな楽曲を収録。スペアザの魅力はそのままに、5年の時を経てさら
2016年4月1日より、編集長TAITAIの下に、電撃、ファミ通、niconicoからポロポロとスタッフが集まり、なんとなく人員が増えてきた電ファミニコゲーマー編集部(TAITAIは4Gamer出身)。やっと“電”“ファミ”“ニコ”ゲーマーっぽくなってきたトコロだし、そろそろ顔合わせでもするべ? みたいな軽いノリで始まった第1回企画会議では、突拍子もないネタがドカドカ出てきたり。 なんつーか、さすが“電”“ファミ”“ニコ”ゲーマーって感じ? なんてひとしきり自画自賛しまくり、第1回目の企画会議は終了した。…ように見えたそのとき、「あ〜今日の会議楽しかったね★ じゃねーから!」と編集長TAITAIが吠えたっ! さっきまで盛り上がっていた数々の話題、じつはゲーム業界にとってかなり有意義な企画だったりすると思うんだけど、「そのネタ(誰かが作ったら)見てみた〜い」とか「それは絶対(誰かが)やったほ
是枝裕和(これえだ・ひろかず) 1962年、東京都生まれ。 早稲田大学卒業後、テレビマンユニオンに参加。 主なTV作品に、 「しかし・・・」(91/CX/ギャラクシー賞優秀作品賞) 「もう一つの教育~伊那小学校春組の記録~」 (91/CX/ATP賞優秀賞)などがある。 1995年、初監督した映画『幻の光』が ヴェネツィア国際映画祭で金のオゼッラ賞を受賞。 続く『ワンダフルライフ』(98)は、 世界30ヶ国、全米200館で公開される。 2004年の『誰も知らない』では、 主演を務めた柳楽優弥が、カンヌ国際映画祭で 映画祭史上最年少の最優秀男優賞を受賞。 その後、『花よりもなほ』(06)、 ブルーリボン賞監督賞を受賞した『歩いても 歩いても』(08)、 カンヌ国際映画祭「ある視点」部門に正式出品された 『空気人形』(09)を手がける。 2011年、『奇跡』が サンセバスチャン国際映画祭最優秀脚
先週の土曜、朝から家でゴロゴロしてたらtwitterが細田守で盛り上がっていた。なんでこの時期に?と思ったら、なんと大学に安藤紘平の講義で特別ゲストとして細田守が来るらしい! 細田守は高校生だった僕が初めて"ハマった"監督で、細田守の『デジモンアドベンチャー/ぼくらのウォーゲーム!』はオールタイムベスト級に好きな映画だ。『時をかける少女』の絵コンテを買ったり、去年『おおかみこどもの雨と雪』が公開された際には地元のシネマイクスピアリで行われた細田守のティーチインに参加したりするくらい今でもハマっている。 それほど敬愛している人が間近に来るんだから、こりゃ行くしかないぜ!ってことで、同じく講義に潜ろうとしている後輩に席をとってもらい急いで家を出た。潜りのクセに、後輩が引くほどメモを取って聞いたので講義をここにまとめたいと思います。流石に一語一句完璧にメモることは無理で、一部抜けてたり間違ってた
雑誌編集者としての仕事を皮切りに、本や雑誌のみならず、ゲームや映像制作、デザイン、展覧会ほかイベントの構成など、ジャンルにとらわれることなく世の中に面白いものを発信し続ける伊藤ガビン氏。ご自身のキャリアや作品を作ることについて、さらにはクリエイティブとオカルトについてなどなど、ざっくばらんにお話を伺った。 ■若い才能の背中を押すのが趣味 ――ガビンさんとタナカカツキさんが推してらしたアニメ作家の水尻自子(みずしりよりこ)さんの作品、面白いです。YouTubeの再生回数はあまり多くないようですが…。 伊藤氏(以下、伊藤) 世界的には超有名なんですけどね。広島国際アニメーションフェスティバルで大きな賞を取ったり、海外のアートアニメーションの世界では評価されまくってますよね。でもなんでいきなりその話題なんですか! ――才能ある若者を見抜く目利きなんですね。 伊藤 あ~、そういう訳じゃないんですよ
コミュニティーづくりから実戦の場へ――世田谷ものづくり学校が描く新ビジョン:モノづくり×ベンチャー インタビュー(2)(1/4 ページ) IID 世田谷ものづくり学校(IID)は2014年秋から、個人のクリエイターや中小企業を巻き込んでモノづくりを産業として発展させる体制を整えている。廃校を再活用したモノづくり拠点として2004年から行ってきた取り組みを基に、今後はどのようなビジョンで活動を進めようとしているのだろうか。 廃校を再生活用して地域に根差したモノづくりを――東京都世田谷区にあるIID 世田谷ものづくり学校(IID)は、2004年3月に廃校となった旧池尻中学校を再生活用した施設だ。さまざまな分野のクリエイターや企業に、校内の教室をオフィスとして提供する他、モノづくりにまつわるワークショップやイベントを開催している。 これまで、作り手と受け手の境界を取り払った誰にでも開かれたオープ
こんにちは。 中学生の時に美術で2を取った事のある ファッションアナリストの山田耕史(@yamada0221)です。 今回は最近読んで面白かった本の紹介です。 センスは知識からはじまる 良いタイトルです。 著者は水野学氏。 水野学 - Wikipedia くまもんのキャラクターデザインや NTTドコモのiDのブランディングで知られるクリエイティブディレクターです。 まず、センスの定義として 「センスのよさ」とは、数値化できない事象のよし悪しを判断し、最適化する能力である(P.18) とし、今後のビジネスにおけるセンスの大切さや どうすれば知識をベースにセンスを磨くのかについて述べられているのですが、 私の心に残ったのはPart4の「センス」で、仕事を最適化するで紹介されている 「センスのもととなる知識を効率よく増やすコツ」です。 そのコツは 1 王道から解いていく 2 今、流行しているもの
EVENT PickUp 開催中・近日開催のクリエイターイベントをピックアップ! 開催中!終了まであと2日 東京都 2024/12/16(月)〜2024/12/24(火) 宙の親族/SO RA NO U KA RA イラストレーション デジタル画家 村田行利/青田蛙舎 の年に一度の個展です。 日常に潜む不可思議で、懐かしい人や風景をお届けします。 今年のクリスマスシーズンはどうぞ銀座へお越しください。
2014-02-20 高城剛とは何者なのか? 今後、日本人が世界で生き残るためのロールモデルとして考える。 雑文 カルチャー Advertisements 今日は高城剛の魅力を語り尽くしてみよう。世間的なイメージは沢尻エリカの元ダンナ、サル顔の半ズボンおじさん、何やってるか分からないうさんくさい奴、もう少し上の世代はガジェットとホビー好きのバブル時代を楽しんだ男って感じだろう。最近、とあるキッカケで彼に興味を持ってしまったので、彼の面白さを伝えてみようと思います。これを読んだ上で、ハイパーメディアクリエイターという語感だけで笑える奴ははっきり言ってどーでもいい。 現役最強としてのハイパーノマド実践者いまや鼻で笑われるノマドという言葉。もともとは”ヨーロッパ最高の知性“ジャック・アタリが提唱したハイパーノマドという概念がはじまりだ。金銭的な余裕があり、場所に縛られずに遊牧民のように世界中
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