バックナンバーガーナ・アディエのシュートを手ではじき返すウルグアイのスアレス(右)=越田省吾撮影 解説者という立場として、あのプレーは「いい」とは言えない。ルール上はダメなわけだから。 ワールドカップ準々決勝のウルグアイ−ガーナ戦で、ウルグアイのスアレスが犯したハンド。1−1で迎えた延長後半ロスタイム。FKから相手のヘディングシュートが頭上に来た。ゴール前にいたスアレスはバレーボールのように手ではじき出した。ガーナはそのハンドで得たPKをはずし、結局PK戦はウルグアイが制した。 選手として、勝ちたい気持ちが強く出た行為だったと思う。終了直前のロスタイムだったし、ゴールに入れられたら終わり。何が何でも止める、というものがあって、無意識に手が出たのだと思う。退場も批判も覚悟の上だったのだろう。もしかしたら相手がPKをはずしてくれるかもしれない、というわずかな望み。そして、実際にガーナのジ
世界中を熱狂の渦に巻き込んだワールドカップ。当然、水戸も例外ではなく、この中断期間中はワールドカップの話題で持ち切りであった。特に日本代表の健闘には、胸を熱くした選手たちが多いようだ。 中でも作田裕次は特別な思いを持って試合を見ていたという。日本代表として大活躍を見せた本田圭佑選手は星稜高校時代の1年先輩。一緒にプレーした仲だけに、「意識せずにいらなかった」と話す。 「昔からあんな図太い感じですね」と高校時代の本田選手のことを振り返り、「自分の幹がしっかりしていて、サッカーに対してすごく意識が高かった。個人的に彼から学ぶものは多かったですね。普通の高校生と違って、周りに対してすごく影響力が大きかった。でも、昔はあんなに得点力がある選手じゃなかったし、あんなに走って守備をする選手でもなかった。いろんなことを考えながらプレーしているんだなと改めて影響を受けました」と本田選手への思いを語った
ランパードのミドルシュートがクロスバーに当たり、下にバウンド。ボールはゴールラインを割ったかに見えたが、審判団の判定はノーゴールとなった=ブルームフォンテーン(AP) FIFA(国際サッカー連盟)のブラッター会長は30日までに、「ゴール」と「オフサイド」をめぐる疑惑の判定で敗退したイングランド協会とメキシコ連盟に、それぞれ謝罪した。 イングランド戦で映像上明らかなゴールを認めなかったウルグアイ人の審判団と、メキシコ戦でアルゼンチンのてべすの明らかなオフサイドを見逃したイタリア人の審判団は、準々決勝を前に大会を去った。 イングランド−ドイツ戦。ランパードが放ったミドルシュートはクロスバーの下部をたたき、ほぼ直下に落ちたボールはゴールラインを完全に割っていた。最も近くで見ていたのは、ドイツのGKノイアーだった。シュートに反応して飛んだノイアーが、ゴールラインを越えて弾むのを至近距離で見ている。
岡田監督 決勝T見据え仮想パラグアイと対戦 日本サッカー協会は24日、来年2月2日に行われるキリンチャレンジ杯(大分)の対戦国が南米のベネズエラに決まったと発表した。6月のW杯1次リーグでは南米勢と対戦しない日本代表だが、岡田武史監督(53)は決勝トーナメントに進出した場合にF組のパラグアイと対戦することを想定したことを強調。まずは1次リーグ突破が大前提だけに、大いに疑問の残るマッチメークとなった。 対戦相手にベネズエラを選んだことについて岡田監督は「(1次リーグを突破したら)パラグアイの可能性がある。そう(仮想パラグアイと)書いてもらってもいい」と、決勝トーナメント進出を想定したマッチメークであることを明かした。 オランダ、カメルーン、デンマークと同じE組に入った日本代表が1次リーグを勝ち進むと、決勝トーナメント1回戦でF組のチームと対戦する。そのF組でイタリアとともに1次リーグ突破を
「日本の応援に駆け付けた」というヨハネスブルク出身の若者たち。南アには意外と「日本おたく」がいる 【宇都宮徹壱】 大会19日目。この日6月29日は、日本代表にとってまさに「新たな歴史を作る日」である。すでにインターネットでは「日本を青く染めろ!」というキャンペーンが拡散中であった。ウルトラスニッポンのツイッターから引用すると「Tシャツ、Yシャツ、靴、ハンカチ、ネクタイ、パンツ、青いものなら何でもいいので身につけ」「南アだけじゃなく、日本、世界中でひとつになろうよ!」というのが主旨である。 以前の日記で私は、カメルーン戦の勝因のひとつとして「チームがひとつになった」ことを指摘した。「ひとつになろうよ!」という共感の意識は、今や日本中で、そして世界各国に暮らす日本人の間にまで拡散しつつある。何という素晴らしいムーブメントであろうか。今ごろ日本の学校や職場で、青いシャツや青いスカート姿で溢れて
自国のふがいない敗退もあり、フランスでは日本や韓国のチームワークにスポットが当たっている 【ロイター】 対デンマーク戦での勇敢な戦いぶりで、欧州メディアの日本への評価はさらに急騰した。いまやみんなが口々に「今大会のサプライズはアフリカ勢だと言われていたが、ふたを開けてみれば、それはアジア勢だった」と言っている。 その中でも「韓国は強化試合から強く、ある程度予想されていたが、大会前に勝てていなかった日本の台頭は、今大会の真のサプライズ」だそうで、まとまりのない欧州の強豪が崩れていく中、「日本や韓国のチームワークを見習え!」という言葉が連発されている。大会前、「クリスティアーノ・ロナウドの並外れた個人技が……」うんぬんと騒いでいた彼らが、個人の集団だったフランスの崩壊と日本の奮闘で、「サッカーの真のスペクタクルはチームプレーにある」という観念に目覚めたようなのだ。 カメルーンに勝った時点か
ワールドカップ・グループリーグ第3戦、デンマークは思いもよらない形で日本に1-3と敗戦を喫した。本戦出場を果たした大会での、初のグループリーグ敗退となっただけに、試合後のデンマーク各メディアはチームに厳しい目を向けている。 人口550万(日本の兵庫県と同程度)の小国だけに、大会前には誰もが「デンマークは世界トップレベルのチームじゃない。勝ち進めたとしてもベスト8まで」と口をそろえていたものの、まさか決勝トーナメントに進めないとは思っていなかったのだろう。それだけに悲しく、国民やメディアは怒りにも似た感情を覚えたのかもしれない。 デンマーク最大の発行部数を誇る日刊紙の『ユランズ・ポステン』は「37メートルの長い距離からのFKを決められ、その後、壁を作る位置を間違えて2点目を献上」とFKからの2失点を嘆き、特に2002年のワールドカップ(W杯)日韓大会を引き合いに出して、GKのトーマス・セ
本田選手の写真を大きく掲載して日本代表の活躍を伝える南アフリカの新聞=25日、杉本康弘撮影 「デンマークを粉砕」「圧倒的な勝利」。25日、南アフリカのメディアは日本の躍進を大きく伝えた。W杯のニュースでは、前回王者イタリアの1次リーグ敗退に次ぐ、破格の扱いだった。 「GKにとって悪魔のボール」「デンマークはフリーキックで死んだ」 日本に敗れたデンマークの全国紙は25日、本田圭佑選手と遠藤保仁選手のフリーキックを絶賛した。中沢佑二選手、田中マルクス闘莉王選手らの堅守も高評価。「3点目が入った時、もうデンマーク人は笑うしかなかった」と無念をにじませた。 在日デンマーク大使館によると、「サッカー大国のイングランド、ブラジルに負けるのはいいが、日本はあり得ない。これから代表はどうなるのか」と嘆くスポーツ紙もあった。「日本人はみんなホンダが大好き」「大阪では、勝利を喜んでたくさんの人が川に飛
(W杯24日、日本3―1デンマーク) 「ナガトモ、ナガトモォーッ」 前半10分をまわる頃だった。岡田監督がベンチを飛び出し、近くにいたDF長友を呼び寄せた。3分、7分に右サイド、8分に左サイド
【パリ=稲田信司】サッカーのW杯南アフリカ大会で内紛の末に惨敗したフランス代表が24日、帰国した。排外的な与党議員有志らが、移民社会出身の選手らの再教育を求める趣旨の要望書を政府あてに提出。大のサッカーファンというサルコジ大統領はといえば怒り心頭の様子で、自ら代表の再生に乗り出した。 フランス代表への風当たりが強まるきっかけとなったのは17日のメキシコ戦。FWアネルカ選手が休憩中にドメネク監督を侮辱する暴言をはいたとして、仏サッカー連盟が同選手をチームから追放した。この処分に抗議するため、選手らが練習をボイコットする騒ぎとなった。連盟の幹部は、内紛に嫌気がさしたとして辞意を表明した。 サルコジ氏は一連の騒ぎについて仏メディアに「事実ならば許されない行為だ」と述べ、現地入りしていたバシュロ・スポーツ相に監督、選手らの聞き取りを指示。練習は再開されたが、22日の南ア戦では選手1人が反則で退
Denmark-Japan - /worldcup/matches/index_D
米紙ワシントン・ポスト(電子版)は22日、米国−スロベニア戦(18日)で主審を務め、米国の決勝ゴールを認めなかったマリ人の審判、コマン・クリバリ氏について、審判団のリストから外れ、今後「ワールドカップで審判をまかされることはない可能性が浮上している」と報じた。 同紙の取材に対し、FIFA(国際サッカー連盟)の関係者はコメントを控えている。しかし、米メディアはワシントン・ポストの報道を後追いし、「FIFAが追放」「疑惑の審判がリストから外れた」などと報じている。 UPI通信は、「米国の決勝ゴールを認めない疑惑の判定のクリバリ氏が次のラウンドで、試合から下げさせられた」と断定的に伝えた。リストから外れたことで、22−23日に開催され、1次リーグ進出チームを決めるA組からD組までの試合でクリバリ氏が笛をふかないことは確実視されている。 米国−スロベニア戦は18日に行われ、2−2で引き分けた。後半
「北欧の風に乗ってやってきた」という女性デュオ「バニラビーンズ」。インターネットテレビやUstreamで、自らの番組「バニビうらビ」を生放送。モノレールの駅前でダンスした映像をニコニコ動画に投稿するなど、ネットを駆使して活躍する「次世代実験型アイドル」だ。 このたびは、サントリーのミネラルウォーター「vittel」のイメージソング「カルシウムマグネシウム」を提供(http://vittel.jp/)。走る人をきつい言葉で罵倒する「ハードバージョン」と、優しく励ます「ソフトバージョン」というアプローチもネットユーザーの心をつかむ。レナ、リサのメンバー2人に、マネージャーの千葉朋子さんを交え、ネットとの関わりについて聴いた。(織田淳嗣) −−「カルシウムマグネシウム」を歌った感想をそれぞれ聞かせてくださいレナ「ハードバージョンを歌ったんですが、楽しくて楽しくて。聞いてもらう人が、どうやる気をな
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