撮影の一部始終が明かされる(C)FILM-IN-EVOLUTION - LES PRODUCTIONS BALTHAZAR - FRAKAS PRODUCTIONS - LFDLPA Japan Film Partners - ARTE France Cinema [映画.com ニュース] 「岸辺の旅」「クリーピー 偽りの隣人」の黒沢清監督が、海外初進出を果たした「ダゲレオタイプの女」(公開中)の7分超に及ぶメイキング映像が、公開された。撮影を「私の男」の熊切和嘉監督が手がけている。 熊切監督は、「私の男」で第36回モスクワ国際映画祭の最優秀作品賞を受賞しており、「岸辺の旅」で第68回カンヌ国際映画祭ある視点部門の監督賞に輝いた黒沢監督と共に国内外から熱視線を注がれている。両者のコラボレーションは映画ファンにとって垂ぜんものといえるが、熊切監督は仏パリで行われた本作の撮影にほぼ参加し、撮
© FILM-IN-EVOLUTION - LES PRODUCTIONS BALTHAZAR - FRAKAS PRODUCTIONS – LFDLPA Japan Film Partners - ARTE France Cinéma 主演のタハール・ラヒム=仙波理撮影 タハール・ラヒムは、カンヌ国際映画祭グランプリの『預言者』(2009年)や、『消えた声が、その名を呼ぶ』(2014年)で主演した若手の実力派俳優だ。日本では、名前だけでピンとくる方はまだ多くないかもしれないが、フランスを中心に人気が高い。彼にインタビューしたと在仏のフランス人の友人に言うと、まったく映画通でもないのに「え、すごい! 彼すっごく人気だよ」と言われた。 『ダゲレオタイプの女』は全編フランスで撮影されたフランス語の映画。被写体を長時間拘束して撮る世界最古の写真技法「ダゲレオタイプ」にこだわる写真家ステファン(オ
フランス映画らしく、黒沢作品にしては珍しくラブ要素も多し! - (C) FILM-IN-EVOLUTION - LES PRODUCTIONS BALTHAZAR - FRAKAS PRODUCTIONS - LFDLPA Japan Film Partners - ARTE France Cinema 『回路』(2000)、『岸辺の旅』(2015)などホラー&スリラー映画の名手・黒沢清監督が初めてフランスで撮り上げた映画『ダゲレオタイプの女』でプロデューサーを務めたフランス在住の吉武美知子が、黒沢作品が圧倒的にフランスでウケる理由を語った。 【動画】幽霊屋敷が舞台の黒沢清監督初のフランス進出作 『回路』で第54回カンヌ国際映画祭国際批評家連盟賞を、『岸辺の旅』で第68回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門・監督賞を受賞するなど、黒沢監督はすこぶるフランスで人気が高い。そこで黒沢監督にフランス
仏俳優タハール・ラヒムと黒沢清監督[映画.com ニュース] 黒沢清監督の海外進出作品で、オールフランスロケで撮影された「ダゲレオタイプの女」の主演の仏俳優タハール・ラヒムが初来日し、9月15日都内で黒沢監督と会見した。 黒沢監督は、ラヒムと共にカナダで行われた第41回トロント国際映画祭に出席し、その後14日に一緒に日本に戻ったといい、「僕は疲れたので帰宅しましたが、タハールは昨日夜1人でゴールデン街に行ったそう。フランス人すごいですね」と明かす。ラヒムは「僕は冒険が大好きなんです。外国へ行ったらホテルから出たいんです」と日本訪問の初日から、アクティブに過ごしたと報告した。 映画は、世界最初の写真撮影法「ダゲレオタイプ」を用いて肖像写真を撮影するカメラマンの家に隠された、秘密と愛を描くホラーラブストーリー。黒沢監督は「西洋のゴーストストーリーではなく、日本の古い怪談によくある男女の関係が発
黒沢清監督と新井卓氏[映画.com ニュース] フランスを舞台にした「ダゲレオタイプの女」で海外初進出を飾った黒沢清監督が10月3日、作品の題材になった世界最古の写真技術“ダゲレオタイプ”を独自に習得して活動を展開する写真家・新井卓氏とともに、都内でのトークイベントに臨んだ。 オール外国人キャスト、全編フランス語で製作された本作は、ダゲレオタイプの写真家ステファン(オリビエ・グルメ)と娘でモデルのマリー(コンスタンス・ルソー)、ステファンのアシスタント・ジャン(タハール・ラヒム)の3人を中心に、黒沢監督らしいホラー要素を盛り込んだ幻想的な愛の物語。“被写体の魂を閉じ込める”といわれるダゲレオタイプの魔力にからめとられていく男女の運命が、叙情的な映像と共に描き出される。 9月16日に行われたイベントで黒沢監督を撮影した新井氏は、ファンであることを明かしながら「この“ダゲレオタイプ”という言葉
『クリーピー 偽りの隣人』公式サイト @creepy_2016 映画『クリーピー 偽りの隣人』の原作は前川裕氏が発表された小説『クリーピー』ですが、日本で起きた様々な陰惨な事件を想起させられる部分を感じました。映画制作にあたって、これらの事件に何か触発された部分、もしくはこれらの事件を想起するように映画を作られた、ということはありますでしょうか? -この作品を最初プロデューサーに紹介されて、読んだところからスタートしておりますが、小説を一読してこれはいくつかの人を監禁するなどの実際にあった事件を元にしているな、ということはすぐにわかりました。小説の大体の筋書きは原作から頂いていますが、小説を読む前から僕も調べていましたから、キャラクターを作る際に特に悪者などはある程度ですけどもそういった部分は参考にさせて頂きました。ただ出来た映画は小説ともとても違いますし、実在の事件を取り入れた部分もある
ダゲレオタイプで撮影された写真(写真下)[映画.com ニュース] オール外国人キャスト、全編フランス語で製作された「ダゲレオタイプの女」の黒沢清監督と、来日中の主演俳優タハール・ラヒムが9月16日、都内のスタジオで映画の題材になった世界最古の写真撮影技法“ダゲレオタイプ”を体験した。 黒沢監督の海外初進出作で脚本も手がけた今作は、ダゲレオタイプの写真家ステファン(オリビエ・グルメ)と娘のマリー(コンスタンス・ルソー)、ステファンのアシスタント・ジャン(ラヒム)の3人による美しくも悲しい愛の物語が紡がれる。黒沢監督らしいホラー要素を含んだ幻想的な演出が随所にちりばめられている。 撮影を担当した日本人ダゲレオタイプ写真家・新井卓氏によれば、ダゲレオタイプは最古の写真撮影技法であるにもかかわらず、「解像度が1番高いと言われている」のだという。露光時間を多くとるため被写体を長時間拘束しなければな
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ここ最近、黒沢清作品を観ていた。見返したものもある。 『由美香』という作品がどうしても観たくなり、近所のレンタル屋さんで探していたら、VHSしか置いてないとのことで、部屋の奥にしまってあった、ビデオデッキを引っ張りだすついでに、VHSでしか観られない作品をついでに借りてきたのだ。 そのなかの二本が黒沢清の『蛇の道』と『蜘蛛の瞳』だった。 まぁ、この二本がド級の傑作で、わりかし黒沢清は好きでこれまでも観てきたのだが、改めてそのすごさを思い知らされることになった。そこで一気に黒沢清熱が再沸騰し、最新作の『贖罪』もなんとか借りて観て(あまりの回転の速さでつねに貸し出し中である)、今まで観たヤツなどもまた見返したりしたので、そのぶんも含めていっきに感想を書こうと思う。 『贖罪』 WOWOWで放送され、監督が再編集した劇場版なるものまで製作された現時点での最新作。湊かなえ原作。小泉今日子と香川照之が
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(C)2016「クリーピー」製作委員会 「あの人、お父さんじゃありません。全然知らない人です。」 一度眼にしたら決して忘れない、この強烈なキャッチコピーでも話題の映画「クリーピー・偽りの隣人」。 日本ミステリー文学大賞新人賞を受賞した前川裕の小説「クリーピー」を、あの黒沢清監督がいったいどのように映像化するのか?その点でも非常に興味を引く本作だが、はたしてその内容とは? ストーリー 元刑事の犯罪心理学者・高倉と妻の康子は、引越し先の新居の隣りに住む西野一家に、本能的な違和感を抱いていた。現在は大学で犯罪心理学の講義を行っている高倉は、ある日刑事時代の同僚である野上から、6年前に起きた一家失踪事件の分析を依頼され、唯一の生き残りである長女の記憶を再び探ることに。そんな折、隣人である西野の娘・澪が高倉に放った衝撃の一言。それは、実は西野が父親ではなく、全くの他人であるという驚くべき事実だった!
監督 黒沢清 脚本 黒沢清、池田千尋 出演 西島秀俊、竹内結子、香川照之 小説が原作らしい。その原作はどうなっているのか知らないが、脚本がすばらしい。 ふとしたことがきっかけで、過去の「家族失踪事件」を調べはじめた元刑事(西島秀俊)。それを調べているうちに、その事件の起きた現場と、自分の家の「配置」が似ていることに気づく。 で、過去の「事件」のなかで、ひとり取り残された少女(すでに大人)から「記憶」を聞き出しているうちに、それに「類似」したできごとが、自分の家の、すぐ隣で起きはじめる。これが平行して描かれる。 過去の事件は「失踪事件」ではなく「殺人事件」だったのだが、そうすると近所でも必然的に「殺人事件」が起きることになる。「過去」が「現在」に反復されているのか、それとも「現在」が「過去」をととのえているのか。 これって、「推理映画」というか「殺人事件捜査映画」のようであって、実は、そうで
隣の住人はどんな人物で、ふだん何をしているのか? サスペンススリラーの巨匠・黒沢清監督が、不気味な隣人の恐怖をスリラー仕立てで描いた『クリーピー 偽りの隣人』が2016年6月18日に公開されました。 近所との付き合いが希薄になっている今こそ是非とも見て欲しい、本作のおすすめポイントを紹介します。 Amazon Prime Videoで観る【30日間無料】 『クリーピー 偽りの隣人』ってどんな作品? タイトルの「クリーピー(creepy)」は「ぞっとする」「気味が悪い」といった意味を持つ言葉。その言葉通り、本作は猟奇的な連続殺人事件を題材にした「ぞっとする」「気味が悪い」描写がふんだんに登場する作品です。 元刑事で現在は大学で犯罪心理学を教える高倉(西島秀俊)が、引っ越し先の隣の住人・西野(香川照之)と関わったことで、彼の怪しげな言動に翻弄され、やがて家庭も崩壊寸前にされてしまう恐怖を描いた
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