はじめに Javaプログラミング言語の初期のころから、Javaはインタープリタ言語なのでパフォーマンスの点でCやC++に劣る、と主張している人たちがいました。もちろん、C++の信奉者たちは、そもそもJavaを「真の」言語だと思っていないでしょうし、Javaの連中はC++プログラマに向かっていつも「一度書けば、どこでも実行できる」と唱えています。 まず重要なことから取り上げましょう。Javaは基本的な整数演算をどれほどうまくやってのけるでしょうか。私が誰かに「2×3は?」と尋ねたら、おそらくすぐに答が返ってくることでしょう。では、相手がプログラムならどうなるでしょうか。これを調べるために、基本的なテストを行ってみましょう。テストの内容は次のとおりです。 最初にX個のランダムな整数を生成する それらの数に、2からYまでのすべての数を掛ける 全体集合の計算に要する時間を計算する 乱数の生成に要す
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