ラスベガス発--Ray Kurzweil氏は電子書籍端末について、いくばくかのノウハウを持っている。 近代の文字認識ソフトウェア開発などに携わってきた、コンピューティング分野のパイオニアであるKurzweil氏はこの30年間、デジタル技術を使った読書体験の向上に取り組んできた。そして、学習障害を持つ人々をコンピュータでいかに支援できるか、というテーマに長年取り組んできた同氏がいま、一般大衆に狙いを定めている。 Kurzweil氏の最新プロジェクトである「Blio」は、新興の電子書籍分野を強化し、ソフトウェアによって電子書籍を単なる印刷版の電子コピー以上のものに変えようとする取り組みである。2月にリリース予定の「Blio eReader」は、フルカラーの電子書籍に、ウェブコンテンツや動画、プロのナレーターによるオーディオブックを追加する機能を統合したソフトウェアである。 Kurzweil氏に