そうした、優秀な学生が世界に出て行く流れに変化をもたらす兆しが見えている。韓国に世界中の優れた学校のアジア校を建て、そこに世界中から人を集めようとしている。 まさに国家を挙げてアジアで教育主導権を取り、アジアの知の拠点化を図る動きの本格化だ。 150年を超える歴史を持つノース・ロンドン・カレッジエイト・スクール(North London Collegiate School=NLCS)。英国にある世界でも非常に名の知れた最高のボーディングスクールだ。 現在、世界で最も評価を受けている小中高の教育課程であるインターナショナル・バカロレア(IBプログラム)を採用する学校の中で、2010年まで5年連続世界1位の学校である。 卒業生の4割以上は毎年、オックスフォード大学、ケンブリッジ大学、米国のアイビーリーグに進学をする。この学校が、長い歴史で初の姉妹校を韓国の済州島に設立し、2011年9月から始動