セキュリティ企業のIntegoは、「Appleがどのくらい迅速にウイルス定義ファイルを更新し、新手の脅威に対応できるかが試される」と指摘する。 Macを狙った偽ウイルス対策ソフト「MacDefender」が出回っている問題で、米Appleが導入したセキュリティ対策をかわす亜種が早くも出現したという。Mac専門のウイルス対策ソフトメーカーのIntegoが6月1日のブログで伝えた。 MacDefender(別名「MacProtector」「MacSecurity」など)は、ウイルス対策ソフトに見せかけて偽の感染警告を出し、ユーザーを脅してクレジットカード情報を入力させようとするマルウェア。Appleは5月31日にリリースしたMac OS X 10.6のセキュリティアップデートでこの問題に対処し、不正ファイル隔離ツール「File Quarantine」を使ってMacDefenderを検出できるよ