『モダンサッカーの教科書』から学ぶ最新戦術トレンド 第3回 書籍『モダンサッカーの教科書』は、ヨーロッパのトップレベルにおいて現在進行形で進んでいる「戦術パラダイムシフト」を、その当事者として「生きて」いるバルディとの対話を通して、様々な角度から掘り下げていく一冊だ。 この連載では、本書の中から4つのテーマをピックアップしてモダンサッカーの本質に迫る。第3回はまさにバルディが体現している元プロ選手以外の台頭=「欧州で起きている指導者革命」の背景を結城康平氏に解説してもらった。 ペップ・グアルディオラの思想によって加速する戦術のパラダイムシフトは、現代フットボールを緻密な論理によってコントロールすることを目指している。「新世代」の指導者が実力を示し始めた今、彼らを導く「理」について考察してみたい。 集合知の時代 ペップ・グアルディオラが近代フットボールにおける、1つのマイルストーンになった事