島の人口は現在約4万7000人だが、県外からの移住者は昨年だけで1840人にも上る。住民票を移さない“幽霊人口”を含めると、実際の人口は5万~6万人に達するという見方もあり、移住ブームは盛り上がる一方だ。 石垣島には地元の人が「リトルトーキョー」と呼ぶ地域がある。市街地から車でおよそ30分、海を一望する斜面に40戸ほどの家が建つ山原(やまばれ)の新興住宅地だ。デザインに工夫を凝らした家が立ち並び、近隣には犬の美容室や瀟洒なレストランもある。まさに東京の住宅地さながらの「移住村」だ。 地元の不動産会社の社員は、「山原の住民は、全員が他府県から来た人。4年ほど前は坪4万~5万円だった地価が、7万円程度にまで値上がりした」と話す。 だが、不動産関係者が好況に頬を緩める半面、もともとの住民は移住者の増加に苛立ちを募らせる。「もう来ないでほしい」というのが地元の一般住民の本音だ。
石垣に向かう機内で、沖縄タイムズ紙を読んでいたら「F-15オーバーラン抗議へ」と言う見出しが目に入った。 「北谷、嘉手納の両町議会は、米軍嘉手納基地で21日に起きたF−15戦闘機の滑走路オーバーラン事故に対する抗議決議などについて審議し」「再発防止とF-15戦闘機の撤去を求める抗議決議案と意見案を臨時議会に提出する」のだと言う。決議案には「現場は県道から約300メートル(約1000ft)しか離れておらず、大惨事になりかねない」と指摘、照屋正治委員長は「度重なる事故のたびに議会は再発防止を求めてきたが、米軍のやりたい放題は変わらない。F15の事故を含め基地運用に安全性についての疑問を感じる」と語ったそうだが、その感覚は昔も今も少しも変わってはいない。 私が乗ったB−737型機は一時間後に石垣空港に着陸したが、2000m(約6000ft)しかないローカル空港だから、接地と同時にリバースがかかり
社会 琉球文物貸し出しへ 中国文物局副局長が全面支援約束2006年7月26日 【北京26日金城良廣】中国を訪問している稲嶺恵一知事ら県の訪問団は26日午前、中国・国家文物局に張栢副局長を訪ね、琉球王朝時代に中国に献上され故宮博物院に所蔵されている工芸品を来年秋開館の新県立博物館で公開したい―として貸し出しを要請した。 これに対し、張副局長は「文物局としても基本的に支持する。学問的な交流が深まり、日中友好が進展することを期待する」と述べ、全面的な支援を約束した。さらに、張副局長は「文物の交流だけでなく、各分野で沖縄から中国に来てほしい」と、一層の交流促進を希望した。 稲嶺知事は「支援を表明していただき、大変ありがたい。沖縄と中国は独特の交流の歴史があり、県民は中国に対し好印象を持っている」などと感謝の意を表明した。 一行は同日午後、故宮博物院に対し、琉球文物の貸し出しを要請する。
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