メガソーラーにとって、積雪はなるべく避けたい条件だ。雪に覆われた太陽電池は発電できず、雪の重みに耐える機材も必要だ。旭川市で始まった事業では雪を避けるのではなく、利用する。太陽光を反射する雪の性質と、両面発電可能な太陽電池を組み合わせることで、出力を1.1~1.3倍に高められるという。もはや雪は敵ではないのだ。 太陽光発電では、なによりもまず太陽電池モジュールに日が当たることが前提条件となる。例えば北国で太陽電池に雪が積もった場合、雪が滑り落ちるまでは設備の能力を全く発揮できない。 このような常識を覆すメガソーラーが北海道に登場した。西山坂田電気が立ち上げた交流出力1.25MWの「旭川北都ソーラー発電所」(旭川市神居町)だ(図1、図2)。 ホタテと雪の共通点は? 「電気設備を施工する当社が、電機メーカーの一般的な太陽電池を使ってメガソーラーを立ち上げるのでは特色を打ち出せない。雪の多い旭川
北海道旭川市は、日本屈指の寒い都市として知られる。積雪の深さは平年で約70cmと上越などの豪雪地帯に比べると少ないものの、真冬には日中でも気温が氷点下となる日が多く、降った雪は凍結してしまい解けにくい。2012年7月に固定価格買取制度が始まった当初、メガソーラー(大規模太陽光発電所)の建設地を求め、大手企業が旭川を訪れた。だが、事業性へのリスクから大手資本によるメガソーラー建設は実現していない。 太陽光パネルの雪が滑り落ちる そんなメガソーラー事業には不向きと思われる地に、2013年11月29日、出力1.25MWのメガソーラー「旭川北都ソーラー発電所」が稼働を始めた(図1)。設計・建設から保守、発電事業を手掛けるのが、地元の電気設備会社、西山坂田電気(北海道旭川市)だ。同社は、「旭川北都ソーラー発電所」に先駆け、2013年9月30日に出力250kWの「旭川倉沼ソーラー発電所」も稼働させた(
秋、まるで雪が降(ふ)ってきたようにふわふわ飛(と)んでいる白っぽい虫を見たことがあるよね。北海道では、この虫のなかまを「雪虫」と呼(よ)んでいます。「雪虫が飛ぶと初雪(はつゆき)が近い」という、ちょっとロマンチックな言い伝(つた)えもあります。今秋は札幌(さっぽろ)などで大発生して、みんなをおどろかせました。ところで雪虫ってどんな虫なんだろう。実はとても不思議(ふしぎ)なこん虫なんです。その生態(せいたい)をしょうかいしましょう。《小華和靖(こはなわやすし)》 正体 アブラムシの仲間 白いふさふさは「ろう」 この虫の正体は、実は、羽の生えたアブラムシの仲間(なかま)です。札幌の周辺(しゅうへん)では、小さくてまるでけむりのように群(む)れになって飛ぶケヤキフシアブラムシなど、この時期には六、七種(しゅ)の雪虫が飛びます。 中でも代表的(だいひょうてき)な雪虫が、一番大きくてぼたん雪
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く