まだ「圧力」でなんとかなると思ってるんですか 驚いたことに、最近、また、仮想通貨が世上、話題になっている。 7月、野田聖子総務大臣が、無登録での仮想通貨交換業を行なっていたとして金融庁から通告を受けていた業者を同席させたうえで、金融庁の担当者にスタンスを説明させていたと報道されたことだ。 この仮想通貨は、野田大臣の知人で、歌手でタレントのGACKT氏が広告塔にもなっていることから、ワイドショー的な話題を呼んだ。 筆者は、この出来事の個別の背景については詳らかではない。詳しい報道が、各所でなされているので、興味のある方はそちらをご覧いただきたい。 筆者が驚いているのは、政治家による圧力になるのかどうかなどではない。 金融の専門家から見て、仮想通貨、そしてその背景技術であるブロックチェーンが、有用性、信頼性については、問題ありということで、もはや結論の出た、「終わった」はずの存在なのである。
