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OpenAI、防衛企業と提携 AIの軍事利用進む

2024年12月05日 10時30分更新

文● G. Raymond 編集●ASCII

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 防衛技術企業Anduril(アンドゥリル)は12月4日、OpenAIとの戦略的提携を発表した。今後、OpenAIの技術がAndurilの対ドローンシステムに組み込まれることになる。

 Andurilは米海兵隊と2億ドルの契約を持つ防衛技術系ベンチャー。創設者の一人であるPalmer Luckeyは、2014年にFacebookに23億ドルで売却したVR(仮想現実)ヘッドセットOculus Riftの開発者として知られている。

 提携の主な目的は、米軍とその同盟国の軍事施設や人員をドローンによる攻撃から守ることとされている。OpenAIのサム・アルトマンCEOは、AI技術が米軍人員を保護し、国家安全保障コミュニティーが責任を持って技術を活用することを支援するとコメントしている。

 OpenAIは2024年1月まで軍事目的での技術利用を明確に禁止していたが、6月ごろから方針を変更して、軍事分野(安全保障分野)への参入を開始している。

 

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