現在ベータテスト中のPostgreSQL 8.3は、久々にストレージ部分に手が入るなど、大きな改良が加えられている。ストレージの基本構造部分に手が入るのは、筆者の記憶では、2001年リリースのPostgreSQL 7.1以来のことである。 8.3の改良点は、大きく分けて以下の3つになる。 1. 性能面での改良 HOT(Heap Only Tuple)という新しい仕組みがストレージ部分に導入され、従来PostgreSQLが苦手としていた、大規模データベースにおける更新処理性能が大幅に改善されている。そのほか、マルチセッションでのキャッシュ効率の向上などが目につくところである。 2. データベース運用管理機能の改良 PostgreSQLに限らず、データベースの適切な管理/運用は難しい。それだけで1つの職業になるほどだ。8.3では、より適切な管理が行えるように、ログ項目が増えているほか、適切なイ
2007/06/05 リクルートのFIT システム基盤推進室 フェデレーションオフィサーの米谷修氏は6月5日、「PostgreSQLカンファレンス2007」で講演し、同社が展開するネットサービスへのPostgreSQLの採用状況を説明した。フリーペーパー「R25」「L25」のWebサイトなどで実験的にPostgreSQLを使っているが、「負荷が高いサービスではまだ怖くて使えない」という。ユーザー側からみたPostgreSQLの課題とは何だろうか。 R25、L25のWebサイトは月約1億2000万のページビューを誇る。リクルートはほかにもローカルサーチサイトの「スゴイ地図」や地域検索情報サイト「ドコイク?」などでPostgreSQLを採用している。リクルートは4年前にもPostgreSQLの採用を検討したが、当時の機能ではアーカイブログが取れず、「もしサービスが落ちたときに戻せない可能性があ
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