調査対象企業は300社。まず30社に対して第1回の調査を実施し、その結果から調査方法や公開可否の確認方法を検討。残り270件を第2回調査として実施した。最終的に100件を目標にインタビューを進めることにした。 「サイトのイメージは調査前からありました。失敗事例を載せること、倒産した企業以外の事例を取り上げること、失敗だけでなくその後どうなったのかを書くこと、これは外せないと」(畑田氏) 読者も経営者だけではなく、学生やベンチャーキャピタルなどの投資家を想定し、できるだけ読み物として作ろうした。「政府の作ったものであるとはいえ、教育めいたものにならないように意識した」と畑田氏は言う。プルダウンで数字を反映できたり、経営者の前職まで調べられるようになっているところにもこだわりがみられる。 インタビュー後に掲載NGも とはいえ、調査はそう簡単には進まなかった。「始めは『国の調査です』と言って電話
