統一教会(統一協会/世界基督教統一神霊協会)の元信者が提起した裁判が東京地方裁判所で始まった。 統一教会に対する損賠賠償請求だけではなく、統一教会を放置し続けた国の責任を追及するという注目の裁判だ。 本紙既報記事で紹介した統一教会元信者の女性は24日、当該裁判の第1回弁論で原告として意見陳述をおこない、統一教会の組織的な違法行為やルポライターから受けた嫌がらせ、そして国の責任を追及する裁判を提起した思いについて語った。 統一教会に関して国の責任を問う訴訟は、鳥取地方裁判所米子支部でおこなわれている裁判につづき2例目となる。 24日の東京地裁題606号法廷、法廷の外に貼り出された紙の被告の欄には『被告 世界基督教統一神霊協会 外』との記載しかなく、被告となった筈の『国』は『外(ほか)』としか表示されていなかった。 法廷内、傍聴席には統一教会信者の姿は皆無で、本部職員すら来ていなかった。 被告