「口蹄疫発生当初から現場が放出を要望している消毒剤がある。 ビルコン。 ドイツのバイエル製薬の消毒剤。殺ウイルス力が強く、開発された当初から「世界のウイルス性伝染病が半分になる」とまで言われた消毒剤。 今使われている逆性石鹸系の5000倍の殺ウイルス効果を持ち、塩素系なので散布後長時間ウイルスを抑える。さらに人や牛への害が少ない。 10年まえの口蹄疫の時(自民党 森喜朗総理大臣当時)は初動で2000本、一ヶ月で10000本のビルコンが国の財源と指導の下配られた。口蹄疫ウイルスより感染力の強い鳥インフルの時もこれを大量に散布して封じ込めた。 このビルコン、今年4月半ばからのアイスランドの噴火によるヨーロッパの空港閉鎖で国内の在庫がかなり少なくなっていた。 そこに口蹄疫。在庫の奪い合いになり、一瞬でなくなった。 だが全国の農政局に合わせて5000本の家畜防疫用のビルコンのストックがある。 俺