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書評に関するLabyrinthosのブックマーク (5)

  • 中沢新一著「アースダイバー」 2005 講談社 : ブックナビ 今月の本棚

    東京のあちらこちらを散歩しようと思うと、たいていの人は区分地図か『散歩の達人』といったガイド誌を持っていく。 最近は東京散歩のために昭和初期や明治・大正の地図も復刻されているから、それらを持っていく人もいる(明治20年に参謀部から刊行された地図など、江戸の名残がそこここに残っていて面白い)。池波正太郎や藤沢周平のファンなら江戸切絵図を片手に下町を歩いているにちがいない。 『アースダイバー』の中沢新一が独創的なのは、彼が戦前でも明治でも江戸でもなく、遙かに時代をさかのぼって縄文時代の東京地図を自前でつくり、それを持って歩いているところだ。そこから、とてもユニークな東京論が生まれた。 縄文時代は氷河期が終わって温暖化が進み、氷河が溶けて海面が上昇した時期に当たる。それまで大陸とつながっていた日列島は大陸から切り離され、現在の東京付近は山の手の台地奥深くまで海が入り込んでいた。 このについ

    Labyrinthos
    Labyrinthos 2009/04/17
    >中沢新一が独創的なのは、彼が戦前でも明治でも江戸でもなく、縄文時代の東京地図を持って歩いているところだ。この地図に現代の情報、縄文と弥生の遺跡、古墳や墓地、神社、寺などを書き込む。
  • 「稚拙なケータイ小説」だけが描ける「リアル」――『あたし彼女』の場合:荻上式!電網テレビ批評 | みんなのテレビ:So-net blog

    第3回日ケータイ小説大賞に『あたし彼女』が選ばれ、ウェブ上で大きな話題となっている。その反応を見るとその多くは、これまで「スイーツ(笑)」「恋空(笑)」とバカにしていてほとんど読まなかった層が、「賞金200万円獲得」というニュースに釣られて読んでみたら、あまりに独特な文体だったので、深く付き合うよりも嗤いの対象にして処理(合理化)しようとしている、という集合行動がまた反復されていたように思うのだけれど(参照)、しかし「『あたし彼女』を書籍化してみた」「あたしニート」といったエントリーが書かれたり、「あたしブログ」といったサイトが作られるなど、関連ネタも大きく話題になっていることからも、話題づくりとしては大成功の模様。 では、結局作品としてはどうなのかと思い、早速読んでみた。僕個人としては率直に、いくつかの点では『恋空』よりも優れている作品であり、ここしばらく読んだケータイ小説の中でも(一

    Labyrinthos
    Labyrinthos 2009/03/14
    ▼第3回日本ケータイ小説大賞:あたし彼女→http://nkst.jp/vote2/novel.php?auther=20080001
  • [書評]中沢新一批判、あるいは宗教的テロリズムについて(島田裕巳): 極東ブログ

    大変な労作だと思うし、この一作をもって私は島田裕巳への評価を変えることした。粗方は想定していたことでもあり、驚きは少なかったとも言えるが、いくつかかねて疑問に思っていたことやミッシング・ピースをつなげる指摘もあり、貴重な読書体験でもあった。 ただ、読後自分なりの結論を言えば、あの時代島田裕巳を批判していた人々と同じ地平に島田裕巳が立ってしまっているのではないか、そうすることで暗黙の大衆的な免罪の位置に立とうしているのではないかとも思えた。もっとも、彼の意識の表出としてはこれ以上はないというくらいきちんとした反省の思索の跡が見られるので、それは批判ということではない。 書がどのようなであるかについては帯書きがわかりやすいと言えばわかりやすい。 初期著作でオウムに影響を与え、麻原彰晃を高く評価し、サリン事件以後もテロを容認する発言をやめない中沢新一。グル思想、政治性、霊的革命、殺人の恍惚な

  • 松岡正剛の千夜千冊『楢山節考』深沢七郎

  • http://www.shinchosha.co.jp/mishimasho/014/miyamoto.html

    Labyrinthos
    Labyrinthos 2005/07/27
    「それにしても、この幼児性は何なのか。(中原昌也「あらゆる場所に花束が……」)」
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