「これバグでしょ?」 vs. 「それは仕様です!」(後編):失敗しない「外資系」パッケージソフトとの付き合い方(1/3 ページ) 外資系パッケージソフトの導入で失敗しないための方法を解説する本連載。前回に引き続き、いわゆる仕様とバグの問題を取り上げます。この争い、実は製品を購入してしまったあとでは、ユーザー企業が不利になるケースが多いのです。その理由とは? 「それは仕様です」 ITシステムの導入に携わっていれば、この言葉を聞いたことがある人は多いのではないでしょうか。今回も前回に引き続き、ソフトウェアの仕様とバグをめぐるメーカーとユーザーの攻防をご紹介します。 前編では、ソフトウェアのサポート窓口Aさんとユーザー企業の運用担当者Bさんが、ソフトウェアの動作について、それがバグなのか仕様なのかとやりとりをしていましたが、メーカー側であるAさんはそのソフトウェアの仕様を説明し、Bさんはその内容