ここでは、1967年までの授業料を12倍して年間授業料に換算している。 国立大学授業料(-青線-)を見ると、1970年ごろまではほぼ横ばいで、それ以降、急激に増えている。 当時と現在の消費支出を元に現在の価値に換算した価格(-赤線-)を見ると、1970年代中盤まで年間7万円前後だったのが、その後は53万円台まで急上昇している。物価の上昇スピードと同じであれば、ここは横ばいになるはずなので、物価以上に大学授業料が上がっていることが分かる。 国立大学授業料が大幅に上がった理由について、よみうり入試必勝講座に以下のように書かれている。 よみうり入試必勝講座 大学在籍者中の私大学生の割合は1950年には60%だったのが70年には75%にまでなりました。(略)また60年代には先ほど述べましたように私立大学の学費高騰が続いたため、国立と私立の学費格差は看過できないほどに広がりました。政府の財政逼迫もあ
